• ご予約・お問い合わせ:0798-65-4182(平日・祝日/9:30-19:00、土/18:30まで、日曜休診)
  • ご相談・お問い合わせ
  • 24時間受付:かんたんWEB予約
  • 24時間受付:かんたんLINE予約
西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科

blog & column

インビザライン・ファーストは何歳から可能?対象年齢とメリットも

こんにちは。兵庫県西宮市にある医療法人社団 西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科です。

インビザラインファーストのマウスピース

子どもの歯並びに関心がある保護者の間で、近年注目を集めているのがインビザライン・ファーストという治療法です。大人の矯正として広く知られているインビザラインの技術を応用し、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期の子どもを対象に設計されています。

インビザライン・ファーストはワイヤー矯正とは異なり、目立ちにくく、取り外しが可能な点が特徴です。「何歳から始められるのか?」と疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。

この記事では、インビザライン・ファーストの対象年齢や適応条件、治療の流れ、メリット・デメリットなどをわかりやすく解説します。お子さまの矯正治療を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

インビザライン・ファーストとは

前歯が永久歯に生え変わる前の女の子

 

インビザライン・ファーストとは、アメリカのアライン・テクノロジー社が開発したインビザラインシリーズの中でも、小児矯正に特化したマウスピース矯正です。特に、永久歯に生え変わる前後の混合歯列期の子どもを対象としています。

従来の小児矯正では、金属製のブラケットとワイヤーを用いる方法が一般的でした。

しかし、インビザライン・ファーストでは透明なマウスピースを使用するため目立ちにくく、取り外しも可能です。また、デジタルスキャンを用いた精密なシミュレーションにより、事前に治療の進行状況や最終的な歯並びを可視化することもできます。

インビザライン・ファーストは第1期治療に該当します。顎の成長を促したり将来的に永久歯が正しい位置に並ぶためのスペースを確保したりすることが主な目的です。永久歯がすべて生えそろった後に行う第2期治療と連携することで、総合的な歯列矯正の精度が高まります。

お子さま本人が取り組みやすい環境を整えることで、治療の継続率も向上しやすくなります。

インビザライン・ファーストの対象となる年齢

インビザライン・ファーストの対象となる年齢の子どもたち

インビザライン・ファーストは、一般的に6歳から10歳前後の子どもを対象としています。この年齢層は混合歯列期と呼ばれ、乳歯と永久歯が混在している時期にあたります。

この時期に矯正を始めることで、顎の成長をコントロールしながら将来の歯並びを整えやすくするというのがインビザライン・ファーストの主な目的です。

ただし、実際に治療を開始するタイミングは、年齢だけで判断できるものではありません。例えば、顎の成長具合や噛み合わせの状態などを総合的に見て、歯科医師が判断します。そのため、早すぎても遅すぎても理想的な結果が得られにくく、タイミングを見極めることが重要です。

また、6歳という年齢はまだ就学して間もないため、マウスピースの装着や取り扱いにお子さま本人が協力的であるかどうかもポイントとなります。基本的には、1日20時間以上の装着が推奨されているため、本人の自律性や保護者のサポートも欠かせません。

インビザライン・ファーストの年齢基準は6〜10歳前後が目安となるものの、歯や顎の発育状況、生活習慣、協力度など、さまざまな要素を加味したうえで判断されます。まずは歯科医院でのカウンセリングや検査を受けることが、矯正スタートへの第一歩と言えるでしょう。

インビザライン・ファーストには適応条件がある

混合歯列期の歯を鏡で見る子ども

インビザライン・ファーストは、すべての子どもに適応できるわけではなく、治療を始めるにはいくつかの条件を満たしている必要があります。最も基本的な条件は、乳歯と永久歯が混在している混合歯列期であることです。

さらに、前歯の永久歯がある程度生えてきており、マウスピースによる矯正が可能なスペースと歯の位置関係が整っている必要があります。

加えて、矯正治療に対するお子さまの理解と協力度も重要な要素です。インビザライン・ファーストは1日20時間以上の装着が原則であり、食事や歯磨きのたびにマウスピースを取り外す必要があります。そのため、一定の自己管理能力が求められます。

また、歯列不正の種類によっても適応の可否が異なります。例えば、重度の不正咬合や骨格的な問題がある場合には、別の治療方法が必要になることもあります。

インビザライン・ファーストを導入している歯科医院では、専用のデジタルスキャナーや治療計画ソフトを用いて精密な診断が行われます。これにより、適応の有無を科学的かつ具体的に判断できます。

インビザライン・ファーストのメリット・デメリット

インビザライン・ファーストのメリット・デメリットのイメージ

インビザライン・ファーストは、装着の快適さや見た目の自然さから注目を集めています。

しかし、治療にあたっては利点と注意点の両面を把握しておくことが大切です。特に、成長段階にある子どもに用いる矯正治療であるため、機能面だけではなく、日常生活への影響や本人の協力度なども考慮する必要があります。

ここでは、インビザライン・ファーストの主なメリットとデメリットについて、具体的にわかりやすく紹介します。選択を後悔しないためにも、正しい情報を得て、ご家庭にとって最良の選択をする参考にしてください。

インビザライン・ファーストのメリット

インビザライン・ファーストの大きなメリットは、装置が目立ちにくいことです。透明なマウスピースを使用するため、学校生活でも周囲に気づかれにくく、本人の精神的負担も軽減されます。また、取り外しが可能なため、歯磨きがしやすく、虫歯のリスクを抑えられる点も魅力です。

さらに、デジタルスキャンによって治療開始前にシミュレーションを確認できるため、治療のゴールがイメージしやすく、モチベーション維持にもつながります。マウスピースはソフトな素材で作られており、痛みや口内炎が起こりにくいことも大きな利点と言えるでしょう。

インビザライン・ファーストのデメリット

一方で、インビザライン・ファーストには注意すべき点もあります。まず、1日20時間以上の装着が必要となるため、装着時間を守れないと治療効果が得られにくくなる点が挙げられます。

特に、低年齢の子どもにとっては、着脱の管理が難しい場合もあり、保護者のサポートが不可欠です。

また、重度の歯列不正や骨格的な問題には対応できないケースもあるため、適応の可否を事前にしっかりと確認する必要があります。加えて、マウスピースを紛失したり破損したりすると、治療スケジュールに遅れが生じる可能性があるため、取り扱いには注意が必要です。

インビザライン・ファーストの治療の流れ

インビザライン・ファーストのために口腔内をチェックする子どもと歯科医師

インビザライン・ファーストによる治療の進め方には一定のステップがあります。不安を軽減し、スムーズに治療を進めるためにも、どのようなプロセスで進むのかを知っておくことが重要です。

ここでは、インビザライン・ファーストの一般的な治療の流れを紹介します。

カウンセリングと精密検査

初回のカウンセリングで、歯並びや噛み合わせの悩みについて相談します。担当の歯科医師が子どもの口腔内を確認し、必要に応じて精密検査を実施します。

検査内容は、口腔内写真、レントゲン撮影、歯型のスキャンなどで、これらのデータをもとにインビザライン・ファーストが適応可能かを診断します。

治療計画の作成と説明

検査結果をもとに、3D画像による治療シミュレーションを作成します。このシミュレーションでは、歯がどのように動いていくのか、最終的にどのような歯並びになるかを事前に確認できます。

治療期間や費用、装着に関する注意点なども、このタイミングで詳しく説明されます。

マウスピースの製作と装着

治療計画に同意すると、個別にカスタマイズされたマウスピースが製作されます。マウスピースが到着したら、歯科医院で装着指導を受け、正しい使い方やお手入れの方法を学びます。矯正中は1日20時間以上の装着する必要があり、学校や家庭でのサポートが不可欠です。

定期的なチェックとマウスピースの交換

矯正中は通常1〜2か月に一度のペースで通院します。歯の動きや装着状況を確認しながら、新しいマウスピースに交換していきます。お子さまの成長や歯の生え変わりの状況に応じて、治療計画が微調整されることもあります。

保定期間

インビザライン・ファーストによる矯正治療が完了した後は、歯の後戻りを防ぐために保定期間と呼ばれる期間が設けられます。保定にはリテーナーという装置を使用し、歯列の安定を図ります。

治療後は骨や歯ぐきが完全に固まっていないことも多く、後戻りするリスクがあります。リテーナーは取り外し可能なタイプが一般的です。矯正終了後も歯科医師の指示に従って適切な期間、装着を続けることが重要です。

患者様の声

患者様の声のイメージ

ここでは、当院で治療を受けた方のお声をご紹介します。

口コミ①

とても親切な先生やスタッフさんたちばかりです。院内も綺麗なので気持ちよく利用できます。いつも質問がないかを尋ねてくださいますが、尋ねることがないくらい毎回丁寧で分かりやすい説明をしてくださいます。

また、カウンセリングでは歯のことについて色々と知ることができ、今後の治療回数など目安も教えてくれたのですごく安心できました。待ち時間もなくスムーズで本当におすすめです。

口コミ②

先生も歯科衛生士の方もとても丁寧で、しっかりカウンセリングの時間をとっていただき安心して治療に挑めました。

まとめ

授業中に元気よく手を上げる小学生たち

インビザライン・ファーストは、6歳から10歳前後の子どもを対象としたマウスピース型矯正治療であり、成長期の歯並びを整えるための効果的な選択肢です。見た目の自然さや取り外しのしやすさなど、多くのメリットがあります。

しかし、適応には年齢だけではなく、歯の発育状況や本人の協力度も関係してきます。治療の流れもデジタル化されており、精密な診断と計画のもと、スムーズな進行が期待できます。

とはいえ、すべての子どもに適応できるわけではないため、信頼できる歯科医師による診断を受けたうえで判断することが大切です。将来的な歯列矯正の成功につなげるためにも、インビザライン・ファーストの特性をしっかりと理解しましょう。

インビザライン・ファーストを検討されている方は、兵庫県西宮市にある医療法人社団 西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科にご相談ください。

当院では、小児矯正・成人矯正をはじめ、虫歯治療や歯周病治療、マタニティ歯科、ホワイトニングなどにも力を入れています。ホームページはこちらWEB予約LINE予約相談もお受けしておりますので、ぜひご覧ください。

小道俊吾