こんにちは。兵庫県西宮市にある医療法人社団 西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科です。
マウスピース矯正は、目立ちにくく取り外しができるという利便性から、多くの人に選ばれる矯正方法のひとつです。いざ始めようと思ったときに気になるのが、どれくらいの期間がかかるのかという点ではないでしょうか。
矯正治療には時間がかかるというイメージはあるかもしれませんが、マウスピース矯正の場合は特に、患者さまごとの症状や生活習慣によって治療期間に差が出ます。
この記事では、マウスピース矯正の治療期間の目安を中心に、なぜ治療が長引くことがあるのか、その原因や注意点についても詳しく解説します。また、予定どおりに治療を終えるために知っておきたいポイントも紹介します。
マウスピース矯正の治療期間の目安
マウスピース矯正にかかる治療期間は、6か月から2年程度とされています。
ただし、これはあくまで目安であり、実際の期間は歯並びの状態や治療目標、使用する装置の種類によって異なります。例えば、前歯の軽度なガタつきであれば数か月で完了する場合もありますが、全体的な噛み合わせの調整が必要な場合には2年以上かかることも珍しくありません。
矯正を始める際は、カウンセリング時に歯科医師と相談し、自分の症例に合った治療計画を立てることが重要です。
さらに、マウスピース矯正の治療期間には、マウスピースの装着時間も深く関わってきます。通常は1日20時間以上の装着が推奨されており、これを守ることで治療が順調に進みます。つまり、装着時間が短いと計画どおりに歯が動かず、治療期間が長引く原因になります。
マウスピース矯正の治療期間が長引くケース
マウスピース矯正の治療期間が、予定よりも長くなるケースも少なくありません。事前に対策を立てるためにも、なぜそのようなことが起きるのか、よくある原因を理解することが大切です。
ここでは、治療期間が長くなる代表的なケースについて解説します。
装着時間が不足しているケース
マウスピース矯正では、1日20時間以上マウスピースを装着することが推奨されています。装着時間を守らないと計画どおりに歯が動かなくなり、治療期間が長くなっていきます。
食事や歯磨きの際に外すことができるのはマウスピース矯正の大きな利点ですが、それに甘えて装着時間が短くなると、本来の効果が得られません。
マウスピースの装着方法が不適切なケース
マウスピースが正しく装着されていないと、歯が計画どおりに動かず、ずれが生じる原因になります。装着が浅かったり気泡が入っていたりすると矯正力がうまく伝わらず、再調整が必要になることがあります。
また、マウスピースの装着後にチューイーと呼ばれる補助具を使って密着させる工程も非常に重要です。これを怠ると治療の精度が下がり、結果として期間の延長につながる可能性があります。
マウスピースの紛失・破損が起きたケース
マウスピースはプラスチック製で繊細なため、誤って破損したり紛失したりすることがあります。特に、食事中にティッシュに包んでそのまま捨てるなどのトラブルは少なくありません。
このようなトラブルが起こると新たにマウスピースを作り直す必要があり、数日から数週間のロスが発生することになります。外した際の保管方法にも注意を払いましょう。
患者さまの協力度が低いケース
マウスピース矯正では、患者さまの自己管理が成功のカギを握っています。装着時間を守るだけではなく、定期的な受診やマウスピースの清掃、丁寧な取り扱いなど、日々の積み重ねが求められます。
協力度が低くなると治療計画の精度が落ち、結果的に修正や延長が必要になることがあります。
歯並びや噛み合わせが複雑なケース
重度の出っ歯や受け口、開咬など複雑な症例の場合、想定どおりに歯が動かないことがあります。そのため、途中で治療内容を見直したり、アタッチメントの追加などの対応が必要になったりするケースも少なくありません。
このような複雑な症例では、ワイヤー矯正との併用が検討されることもあります。
追加の治療が必要になるケース
矯正の途中で、歯が想定どおりに動かない、噛み合わせに予想外の問題が出てきたといった場合には、治療計画の再評価が行われることがあります。追加のアライナー(マウスピース)が必要になり、治療が数か月延びることもあります。
ただし、これはマウスピース矯正に限らず、ワイヤー矯正でも起こりうることです。重要なのは、歯科医師と連携を取りながら柔軟に対応していくことです。
マウスピース矯正を予定どおりに進めるコツ
マウスピース矯正を計画どおりに進めるためには、日々の行動や意識の持ち方が大きく影響します。歯科医師から提示される治療計画は、適切な装着時間や定期的なチェックを前提に組まれているため、それを守ることが治療の成功につながります。
反対に、生活の中で無意識に守れていない習慣があると計画がずれ込み、治療期間が長引くことになるでしょう。ここでは、マウスピース矯正を予定どおりに進めるためのコツを紹介します。
ライフスタイルに合わせて計画を立てる
忙しい日常の中でマウスピース矯正を継続するには、ライフスタイルに応じた工夫も必要です。例えば、長時間外出する日や旅行時には、予備のマウスピースやケースを携帯する、食事のタイミングをずらして装着時間を確保するなど、柔軟な対応が求められます。
また、治療計画そのものも歯科医師と相談して、自分のライフスタイルに合うように調整することも大切です。
装着時間の順守を徹底する
もっとも基本でありながら、もっとも重要なのが装着時間の確保です。1日20時間以上を目安に装着する必要があるため、食事や歯磨き以外の時間は必ず装着しておくことが求められます。
外出先でもマウスピースを外す必要がある場合は、すぐに装着できるようケースを持ち歩くなど、習慣化することが大切です。最近では、装着時間を記録できるスマートフォンアプリなどもあり、自己管理をサポートしてくれます。
食事とお手入れの習慣を見直す
マウスピース矯正中は、食事のたびにマウスピースを外し、再装着前には必ず歯磨きをすることが求められます。この手間を面倒に感じておろそかにすると、装着時間の虫歯などのリスクが増加します。
外食時でも歯ブラシやマウスウォッシュを携帯するなど、生活に合わせたお手入れ習慣を作ることが大切です。これにより、口腔環境を良好に保ちつつ、治療も順調に進めることができます。
定期的な歯科受診を欠かさない
マウスピース矯正では、数週間ごとにマウスピースを交換するステップ方式で進行します。その際、歯の動きが計画どおりであるかどうかを確認するために、歯科医師によるチェックが必要です。
予約を後回しにしたり通院を怠ったりすると、治療のズレに気づくのが遅れ、再調整が必要になることもあります。忙しい中でもスケジュール管理を徹底し、決められたタイミングで受診しましょう。
モチベーションを維持する工夫をする
矯正治療は、数か月から数年単位の長期戦です。途中でモチベーションが下がると、装着時間やケアがおろそかになり、治療の進行に悪影響を及ぼすことがあります。
治療を前向きに進めるためにも、理想の歯並びのイメージを持ち続けたり経過写真を定期的に撮影して比較したりすることが大切です。治療のゴールを明確に持つことが、日々の行動を支える力になります。
歯科医師とのコミュニケーションを密にする
治療を計画どおりに進めるには、歯科医師との密なコミュニケーションが不可欠です。マウスピースに違和感がある、歯の動きが想定と違うといった異変があった場合は、早めに相談しましょう。
また、装着方法やケアに不安があるときも、自己判断せず専門家のアドバイスを仰ぐことが重要です。
患者様の声
ここでは、当院に通っている患者さまのお声をご紹介します。
口コミ①
とても親切な先生やスタッフさんたちばかりです。院内も綺麗なので気持ちよく利用できます。いつも質問がないかを尋ねてくださいますが、尋ねることがないくらい毎回丁寧で分かりやすい説明をしてくださいます。
また、カウンセリングでは歯のことについて色々と知ることができ、今後の治療回数など目安も教えてくれたのですごく安心できました。待ち時間もなくスムーズで本当におすすめです。
口コミ②
先生方が皆さん優しく、治療方針を丁寧に説明してくださいます。建物も綺麗で立地もいいので通いやすいです。
まとめ
マウスピース矯正の治療期間は、おおよそ6か月から2年が目安とされていますが、症状の程度や生活習慣によってはそれ以上かかることもあります。特に、装着時間が不足したり、マウスピースの扱いが不適切だったりすると、計画どおりに進まなくなるケースがあります。
しかし、日々の自己管理と歯科医師との連携をしっかり行えば、計画どおりに治療を進めることも十分に可能です。マウスピース矯正を成功させるためには、正しい知識と継続的な意識が必要不可欠です。
マウスピース矯正を検討されている方は、兵庫県西宮市にある医療法人社団 西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科にご相談ください。
当院では、小児矯正・成人矯正をはじめ、虫歯治療や歯周病治療、マタニティ歯科、ホワイトニングなどにも力を入れています。ホームページはこちら、WEB予約やLINE予約相談もお受けしておりますので、ぜひご覧ください。
小道俊吾