
院長の小道がプライベートセミナーを行いました!日曜日にご参加いただいた先生方ありがとうございました!
〈院長コメント〉
本日は「ばんどう歯科・矯正歯科(大阪市城東区)」・「いずい歯科クリニック(大阪市生野区)」・「医療法人あかり会歯科(大阪市淀川区)」・「カイト歯科・矯正歯科(東大阪市)」の4医院合同のプライベートセミナーDay1を開催させていただきました。私の大学時代の同級生である坂東先生、泉井先生からお話をいただき実現したセミナーであり、このような機会を頂けたことを非常に嬉しく思います。
今回は「質の高い根管治療を行うこと」を目的として、根管治療の流れと注意点について症例を提示しながら説明させていただきました。根管治療の目的は「根尖性歯周炎 or 歯髄炎の治癒」であり、根尖性歯周炎も歯髄炎も細菌やその代謝物により生じていることが多いです。そのため、根管治の目的としては「可及的に菌量を減らし、宿主免疫が許容できるレベル以下にすること」と、「その状態を維持すること」となります。この目的を達成させるための原則として、”術中感染防止”・”感染源除去”・”感染経路遮断”の3つが存在し、これらが重なり合えば良好な治癒を達成できる可能性が高まります。
術中感染防止については、う蝕の除去、隔壁作成、ラバーダム防湿、確実な仮封をお伝えさせていただきました。どれだけ根管の清掃を頑張って行っても、これらの内どれかが不十分な場合には感染が持続的に起こってしまい、根本解決には繋がらないのでぜひ習慣にしてほしいと思います。
感染源除去については、上部のう蝕除去、根管拡大による根管内の感染源除去について、臨床でつまずきやすいポイントに重点をおいて説明しました。根管治療はわずか数mmの細かい世界の治療になりますが、焦らずに根気強く取り組んでいただきたいです。また、根管の形態は非常に複雑であることから機械的拡大のみでは感染源の除去は不十分であることもさまざまな文献で述べられているので、根管洗浄液や超音波器具なども併用してください。
感染経路遮断では、根管充填と支台築造について解説しました。根管充填の目的は「根管系から除去できなかった刺激物の埋葬」と「根管と歯周組織、根管と口腔をつなぐ細菌の出入り口となる通路の緊密な封鎖」です。根管充填のタイミングや充填方法など、日常臨床で悩むことが多い内容についてお伝えさせていただきました。また、支台築造は「歯冠側からの漏洩防止」を目的とした治療であり、的確な支台築造の方法と防湿が求められます。根管治療による感染源の除去と、支台築造による漏洩の防止、どちらが欠けても良好な治療結果に繋がらない可能性があるので、本日のセミナーでの内容を意識しながら明日からの診療に臨んでいただきたいと思っております。
午後の実習では、オリジナルの顎模型と根管模型を用いて、講義で説明した内容の実習を行いました。相互実習としてラバーダム防湿をお互いにする実習を、模型実習ではDME(Deep Margin Elevation)、IES(Immediate Endodontic Sealing)、上部拡大〜根管充填、支台築造、オーバーレイ形成を行いました。ボリュームたっぷりの実習でしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
日曜日に参加いただいた先生方ありがとうございました。本日の講義・実習の内容が、皆様の明日からの臨床に少しでも役立てば幸いです。また来月のDay2もよろしくお願いいたします。
















