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西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科

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第43回 日本歯内療法学会学術大会(@北海道)

 

院長の小道が第43回 日本歯内療法学会学術大会(北海道)に参加しました。本来であれば札幌で開催の予定でしたが、新型コロナウイルスの影響でWeb開催となりました。「北の大地から歯内療法を再考する」というテーマの学会に参加して、情報収集を行ったようです。

〈院長コメント〉
西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科の開業から早2ヶ月が経ち、初めての外部活動で緊張しながら文章を書いております。本来であれば学会は現地開催で、大学時代の同僚や普段SNS上でしかやり取りをできない先生方と直接お会いして交流を深めたり、情報交換を行ったりするのが楽しみではありますが昨今のコロナウイルス感染拡大の状況を鑑みて、今回の学会はWeb開催となりました。海鮮が好きな私としては、北海道の海の幸を食べることができなかったのは残念ではありますが、Web開催にすることで自宅から好きな時間に参加することができ、家族との時間を確保することができるので、これはコロナ禍における怪我の功名なのでは、とも考えております。
学会の中で特に印象に残ったのは、私が所属していた大阪大学大学院歯学研究科歯科保存学講座の大先輩である木ノ本喜史先生 (医療法人豊永会 きのもと歯科)がコーディネーターをつとめていた「日本の歯内療法の予後を向上させよう!」というシンポジウムです。ここ10年で、歯内療法(=歯の根の治療、根管治療)は考え方の面でも、器具の面でも、材料の面でも大きく進歩しましたが治療の成功率は大きく変わっていないのが現状です。この原因について3人の先生が講演されたのがこのシンポジウムで、「ラバーダム防湿による感染の防止」と「CBCT(3次元的に撮影を行うことができるレントゲン装置)による正確な術前の診断」が非常に大事だと強調されていました。当院ではすべての根管治療症例でラバーダム防湿を行っており、CBC撮影も積極的に行っているので、自分の方針は間違ってなかったと少し安心しました。今回の学会で学んだことを、これからの診療にも活かして生きたと思います。
私自身は根管治療の専門である大阪大学の保存科に10年間勤め、今年の3月には日本歯内療法学会専門医(2022年4月時点で兵庫県に4名しかいない)を取得することができましたが、日進月歩の歯科の世界では学びを止めた瞬間に取り残されると考えております。何でもかんでも新しければいいというわけではないですが、最新の知見を取り入れつつ、基礎の考え方は徹底するという方針で日々の診療を行っていきますので、今後ともよろしくお願いいたします!