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西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科

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スポーツ用マウスピース(マウスガード)とは?効果や種類、作製費用まで詳しく解説!

こんにちは。兵庫県西宮市にある西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科です。

ボクシングをするためにマウスピースをはめた男性

接触の可能性が高いスポーツの場合、歯や体を守るためにスポーツ用のマウスピースを装着します。スポーツ用のマウスピースには、歯科医院で作るものや自分で作製するものがあります。

本記事では、マウスピースの効果や特徴の違いを詳しく解説します。スポーツ用のマウスピースを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

スポーツ用マウスピース(マウスガード)とは

スポーツ用の青緑白オレンジ赤5色のマウスピース

スポーツ用マウスピースとは、スポーツ中のケガから歯や体を守るために装着するマウスピースです。

スポーツ中は、対戦相手との衝突やボールや道具が当たることで、歯が破損することがよくあります。マウスピースを使用すれば、歯を衝撃から守ることができます。

とくに矯正治療中の学生は、歯がグラつきやすいです。スポーツの衝撃によって歯が抜けたり、歯の神経が死んだりする危険性があるため注意が必要です。

効果を発揮するためには、口に合ったマウスピースが必要

スポーツ用マウスピースはサイズが合っていなければ、正しい効果を発揮しません。不適合なマウスピースとは、以下のようなマウスピースです。

  • マウスピースを使用すると、運動機能が低下する
  • プレー中にマウスピースが外れる
  • マウスピースをはめると、筋肉が緊張したり過剰に力が入ったりする

歯に合っていないマウスピースを使い続けると、スポーツパフォーマンスが落ちる場合があります。マウスピースを使用するときは、歯にフィットして噛み合わせが安定するものを選びましょう。

また、マウスピースを噛みしめる力は強く摩耗しやすいため、定期的に歯科医院でチェックしてもらうのがよいです。

なぜ必要?スポーツ用マウスピースの効果

ユニフォームやマウスピースがぶら下がったヘルメットをつけてアメフトをする子供たち

運動中にマウスピースをすることで、どのような効果が得られるのでしょうか。一つずつ詳しく解説します。

前歯が割れるのを予防する

スポーツをしているとき、ボールや相手と衝突しやすい前歯は、破折などトラブルが起こる可能性が高まります。マウスピースを使用して歯をカバーすることで、歯の破折や脱臼を防ぐことができます。

噛みしめによる奥歯の負担を減らす

スポーツ中や筋トレ中は、無意識に噛みしめています。奥歯は、スポーツ道具が直接当たることは少ないですが、上下の歯同士がぶつかり合うため、歯が摩耗したり角が欠けたりする危険性があります。

また、マウスピースをせずに毎日の練習で噛みしめていると歯が揺れ、最悪の場合、歯が割れて抜歯が必要なケースもあります。

粘膜や舌のケガを防止する

歯は硬くとがっているため、口周りに衝撃を受けると唇や舌を切ってしまうおそれがあります。

マウスピースを装着して歯を保護することで、粘膜や舌が傷つくのを防止できます。

脳への振動を和らげる

スポーツで体がぶつかって衝撃が加わったとき、頭へ振動が伝わり、脳しんとうを起こす危険性があります。マウスピースを噛みしめることで首に力が入り、頭の揺れを軽減可能です。

マウスピースは歯を守るだけでなく、体のバランスをとる重要な役割を果たします。

顎への衝撃を緩和する

対戦相手やボールとの接触で顎に強い衝撃が加わり、顎にヒビが入ったり顎関節が損傷を受けたりする場合があります。

マウスピースで顎を保護すると、顎にかかる衝撃を和らげて、顎の損傷を防止できます。

スポーツのパフォーマンスが高まる

マウスピースを装着して噛みしめることで、左右の顎が安定します。その結果、全身のバランスが整い、スポーツパフォーマンスを向上させ、力を最大限発揮できます。

スポーツによるケガの不安を軽減する

スポーツ選手は、常にケガに対する恐怖にさらされています。このような状況では、パフォーマンスにも影響が出てしまうでしょう。

選手は、マウスピースを使用することで、ケガのリスクが下がる安心感を得られます。さらに、体がリラックスして本来の力を発揮できるため、運動能力が上がるといわれています。

スポーツ用マウスピースの種類

歯科で女性歯科医師から治療について説明を受ける女性

スポーツ用マウスピースには、歯科医院で作製するものや自分で作るものなど、いくつか種類があります。それぞれのマウスピースの違いをご紹介します。

歯科医院で型を取り作製するマウスピース

歯科医院で歯型を取ってマウスピースを作製し、調整します。歯だけでなく、粘膜や歯茎も型を取り作製するため、口にぴったり合ったマウスピースを作れます。年齢やスポーツの種類に合わせた素材を選択できる、オーダーメイドのマウスピースです。

歯科医院でマウスピースを作製するメリットは、以下のとおりです。

  • 適合性が高い
  • スポーツ中に外れる心配がない
  • 歯にフィットするため、マウスピースをつけたまま水を飲める
  • 違和感が少なく、会話や呼吸をスムーズに行える
  • 噛み合わせを調節することで、マウスピースの効果が高まる
  • 修理ができる

スポーツ用のマウスピースは保険適用外のため、費用が高いです。作製費用は歯科医院により異なるため、それぞれの歯科医院へ確認しましょう。

自宅で型を取り郵送で受け取るマウスピース

自分自身で自宅で型を取り、歯型を郵送して、作製されたマウスピースを郵送で受け取ります。

歯型を取るときに歯がずれると、マウスピースが歯にフィットしなかったり外れたりする場合があります。また、歯科医院で作製するマウスピースに比べて厚くなるため、異物感が大きいデメリットがあります。

既製品から自分で作るマウスピース

市販で売られているマウスピースをお湯で柔らかくして、歯列の位置に合わせて噛んでマウスピースを作製します。

既製品のマウスピースは平均的な口のサイズに作られているため、サイズが合う商品を探すのが難しい場合があります。大きさや形が合っていないと、マウスピースの効果が発揮されません。既製品を購入される方は、サイズや使用感を確認したうえで購入しましょう。

スポーツ用マウスピース作製の流れ

歯科でシリコンを使って歯型を取っている男の子

歯科医院でスポーツ用マウスピース作製する際の治療の流れをご紹介します。

虫歯や歯周病など口の状態をチェックする

虫歯や歯茎の腫れが見つかったら、マウスピースを作製する前に治療を行います。症状によっては、マウスピース作製のための型取りを同時に行うことも可能です。

歯型を取りマウスピースを作製する

歯型を取り、マウスピースを作製します。年齢や口の状態、スポーツの種類に合わせて最適なマウスピース素材を選択します。

マウスピースのチェックや調整する

できあがったマウスピースを装着し、噛み合わせを確認します。そして、頬や歯茎の当たり具合を確認しながら、マウスピースの高さや形を調整します。

マウスピースは使用し続けると、変形やひび割れが生じる場合があります。また、未成年の方は体が日々成長するため、顎の大きさや形の変化が大きいです。そのため、マウスピースのチェックを怠ると、気付かないうちに噛み合わせがズレて、マウスピースの効果が薄れてしまいます。定期検診に通い、マウスピースの破損や噛み合わせを確認して、調整することが大切です。

スポーツ用マウスピース作製費用

「COST」と書かれた積み木ブロック

以下は、マウスピースの種類別の作製費用です。

<スポーツ用マウスピースの作製費用>

マウスピースの種類 スポーツ用マウスピースの作製費用
歯科医院で作製するマウスピース 10,000~50,000円程度
自宅で型を取り郵送で受け取るマウスピース 10,000~30,000円程度
既製品から自分で作るマウスピース 1,000~3,000円程度

歯科医院でスポーツ用のマウスピースを作る際は、治療が目的ではないため保険適用外です。費用は高額ですが、適合性の高いマウスピースが作製できます。

プレー中に外れる心配がなく、スポーツパフォーマンスの向上が期待できるでしょう。

スポーツ用マウスピースを使用する際の注意点

スポーツ中に歯を守るため使用するマウスピースですが、使用方法を間違うと歯に悪影響を及ぼす可能性があります。スポーツ用マウスピースを使用する際の注意点について、以下で解説します。

唾液が流れにくく虫歯のリスクが高まる

マウスピースは歯に密着するため、唾液による自浄作用が低下し、虫歯のリスクが高まります。使用後は、水できれいに洗い流し、壊れないようにケースに保管しましょう。

また、マウスピースをつけたまま糖分が含まれるスポーツドリンクを飲むと、歯の周りが砂糖で満たされた状態になります。スポーツドリンクを飲んだあとは、マウスピースを外してうがいをしましょう。フッ素の入った歯磨き粉を使用すると、虫歯を予防できます。

マウスピースが不潔になると細菌が増殖する可能性がある

口の中は細菌が多いため、マウスピースを使用したあとに洗わないまま放置すると、菌が繁殖します。できるだけ早く、清潔な水で洗うことが必要です。

マウスピースの材質によっては、洗浄剤を使用すると変形するものもあります。洗浄方法は必ず守り、不明な点がある場合は歯科医院に確認しましょう。

歯肉退縮が起こる可能性がある

口に合っていないマウスピースを使い続けると、マウスピースのふちが歯茎に当たり、歯茎が下がる可能性があります。とくに、自分で形をとって作るマウスピースは適合がよくないため、注意が必要です。

温度変化に弱い

マウスピースの素材は熱に弱いため、熱湯につけると変形します。洗うときは、熱湯を使わないように注意する必要があります。

また、屋外のスポーツでは、直射日光のあたるベンチは避けて、日陰に保管するように気をつけましょう。

患者様の声

指を1本立てながら笑っている女性

あまり歯を大事にすることができておらず、歯の検診と今後の改善する方向性が知りたく、初めて受診しました。現在の状態を丁寧に説明してくださり、どのような治療があるかも知ることができました。継続してお願いしようと思います。場所は西宮北口駅から直結ということもあり、アクセスがよく助かります。院内はウッドベースの内装で落ち着いた雰囲気に癒やされます。小児歯科ということもあってお子さんも受診されてましたが、治療の帰り際に、お子さんと仲良くお話されている衛生士さんの姿にほっこりしました。

開院からお世話になっています。歯医者へ行くのが怖かったのに、今は毎週苦にならずに通えてます。それは、先生を始めとするスタッフの皆さんが優しく親切であること。気になることは相手がDr.でも聞くことができることが影響しているのでないかと思います。本当に丁寧に応対してくださり、スタッフさんはいつも笑顔で気配り、心配りが徹底しています。

自分の職業柄、衛生面の管理が気になるのですが、とてもきっちりしていて、最先端の治療が受けられます。自分の家族も含め、これから先、歳を重ねても通えるなと思う地域に密着した歯医者さんだなと思います。

まとめ

手にグローブとマウスピースを持って準備をしている人

今回は、スポーツ用マウスピースの効果や種類について解説しました。運動や筋トレをする際、マウスピースを使用すれば、歯の破折や顎のケガを防ぐことできます。

ただし、マウスピースが歯に合っていないと、試合中に外れたりパフォーマンスが落ちたりする可能性があります。歯科医院でマウスピースを作ったあとも、マウスピースの変形や緩んでいないかなど定期的にチェックしましょう。

マウスピース作製を検討されている方は、兵庫県西宮市にある西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科にご相談ください。

小道 俊吾