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西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科

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大阪大学歯学部同窓会 第558回臨床談話会 私たちの臨床(@大阪)

院長の小道が「大阪大学歯学部同窓会 第558回臨床談話会 私たちの臨床」で「Hope for Hopeless-tooth」という題名の講演を行いました。ご参加いただいた先生方ありがとうございました!

〈院長コメント〉
私の母校である大阪大学歯学部同窓会からお声掛けいただき、「大阪大学歯学部同窓会 第558回臨床談話会 私たちの臨床」で講演をさせていただきました。この講演は毎年12月に行われており、卒業してから10年目、20年目、30年目の歯科医師が症例発表を行うものです。自分が歯科医師3年目の時に先輩に誘われて見に行った7年前の「私達の臨床」が昨日のことのように思い出されますが、その時「すごいなぁ」と感じていた舞台に自分が立ったこと、そして歯科医師になってからもう10年も経過したことについてまだ驚きを隠せないのが事実です。
「Hope for Hopeless-tooth」という題名(日本語訳で「予後不良の歯の希望」)で、発表させていただきましたが、これは、歯科医師としてのキャリアをスタートさせた大阪大学歯学部附属病院の保存科(根管治療専門の科で、その名の通り歯を保存することに特化した診療科)で7年学び、その後3年間色々な医院で勉強させていただいたこれまでの自身の歩みを凝縮したものです。一言で「予後不良」と言っても、その病態は千差万別で各症例で非常に複雑な要素が絡み合っています。歯の根っこが割れている場合など、抜く以外はどうしようもない症例ももちろんありますが、エンドーペリオ(歯の根の病気と歯周病が合体した病態)は再生療法と相性がよく、症例によっては術前に予後不良と考えられるような病態でもきれいに治ってくることが多々あります。深いポケットがある歯や、「もう抜くしか無い」と言われた歯を根管治療と歯周外科処置で残せたときは非常に嬉しい気持ちになります。このエンドーペリオに関して、私がこれまで治療した症例について写真をふんだんに盛り込んで発表しました。張り切りすぎて100枚を超えるスライドになりましたが、無事時間内に発表を終えることができて安心しました。
私の発表の後は、20年目の歯科医師としては山本 卓先生が登壇されました。山本先生は私と同じく西宮市で開業されており、「開業医における口唇口蓋裂の治療」という内容で発表されました。非常に専門性の高い治療ですが、自分の医院の近くにその治療ができる先生がいてくださると思うと非常に心強いです。30年目の歯科医師としては、中野 浩先生が登壇されました。中野先生は「予知性の高い治療を目指して」という内容で発表されましたが、予後(=自分が治療した患者の経過観察でみている年数)が20年以上の症例がたくさん出てきて圧倒されました。まだまだ自分も頑張らねばいけないとう、非常に良い刺激になりました!10年後、20年後もお呼びいただけるようこれからも精進します。
今回の講演では、大学時代の同級生が聞きに来てくれて久々の再会を果たしたことや、私の医院の勤務医が応援に来てくれたこと、会場は立ち見が出んばかりに満杯であったことなど嬉しいことがたくさんあり、思い出深い1日となりました。
聞きに来てくださった先生方、お声掛けくださった同窓会の皆様、そして事前の連絡や当日会場の運営をしてくれたスタッフの方々にこの場を借りて御礼申し上げます、ありがとうございました!!!