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西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科

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ドクターコミチのエンドドンティクス年間コース第1期(day4@西宮)

院長の小道が「ドクターコミチのエンドドンティクス年間コース第1期(day 4)」で講演を行いました。

突然始まったYoutube撮影にも流暢に(!?)受け答えされたようでした!!!ご参加いただいた先生方ありがとうございました!!!

セミナーDay 1:1日の流れ

午前中:外傷歯、外部吸収、内部吸収、エンドペリオ病変への対応

午後:レッジ根管への対応

〈院長コメント〉

本日は私が講師を務める「ドクターコミチのエンドドンティクス年間コース第1期(day 4)」で講演を行いました。本日の講義の内容は外傷歯、外部吸収、内部吸収と通常の根管治療とは異なるイレギュラーな症例への対応について説明させていただきました。外傷歯については、スポーツや転倒、交通事故など様々な要因によって発生します。外傷歯への対応では、患者さんへ歯科医師が的確な指示を行うことで抜けた歯でももとに戻す可能性を上げることができることがあります。また、衝撃を受けた歯の神経は一時的に反応が鈍くなる(=歯髄振盪)ため、安易に神経の処置を行わないことと、外傷後に起こり得る変化について説明させていただきました。この医院の院長に就任してから治療した症例を中心に写真を多めに使って講義を行いました。

外部吸収、内部吸収というのは、まだ完全には原因やメカニズムは解明されていませんが、歯が吸収される病態のことです。これに関しては、予防などは難しいのですが、早期発見、早期治療ができればその歯の予後を良くすることができると考えているのでその特徴的な所見や疑うべき症状などについて、レントゲン画像を中心にお伝えさせていただきました。毎日診療を行っていると診断に迷う症例も多くでてきますが、その時に大事なのはいかに「引き出し」を多く持っているかだと考えています。「見えているものしか治せないが、知っているものしか見えない」という有名な言葉がありますが、正確な診断ができるよう日々勉強をやめてはいけないと思っています。

午後の実習では新たな透明根管の模型を用いてレッジ根管への対応を行いました。レッジというのは根管治療中に発生する偶発症の1つで、根管の中に段差を作ってしまった状態です。実際の治療中にレッジを作ってしまうとその段差に引っかかって治療が全然進まなくなってしまいます。これまでの実習はこのレッジを作らないための手技が中心でしたが、どんなに気をつけていてもレッジができてしまうときはありますし、再根管治療では以前の治療ですでにレッジができているときもあるのでその乗り越え方をお伝えさせていただきました。透明根管で実際にレッジに引っかかっている状態を確認してもらい、どの向きに力をかけたら良いのかを体感してもらえたのでぜひ実際の診療でも応用してもらいたいです。

本日も日曜日にご参加いただいた先生方、運営の方々ありがとうございました。年間セミナーも残すところ1日となりました。最終日もどうぞよろしくお願いいたします。