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西宮北口ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科

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第22回 歯内療法症例検討会 MTA meeting 〜症例で考察する最適な臨床応用〜

院長の小道が東京医科歯科大学で行われた「第22回 歯内療法症例検討会 MTA meeting 〜症例で考察する最適な臨床応用〜」で講演を行いました。

 

東京医科歯科大学の先生方のパワフルさに圧倒されたようですが、普段なかなか交流できない先生方とお会いすることもでき、素晴らしい1日となったようです!!!

 

〈院長コメント〉

本日は東京医科歯科大学で行われた「第22回 歯内療法症例検討会 MTA meeting 〜症例で考察する最適な臨床応用〜」で講演をさせていただきました。久しぶりに新幹線に乗車しましたが、非常に快適な旅でした(いつも車内で仕事をしようと思うのですが、お弁当を食べた後は気づいたら寝てしまいます)。

東京医科歯科大学は定期的に今回のような症例検討会を開催して卒後の学びの機会が確保されており、素晴らしいと感じました。今回私が発表したのは、院長に就任する前に務めていた大阪大学歯学部附属病院で行った「穿孔があるエンドペリオ病変」の歯に対して、通常の根管治療+MTAセメントによる穿孔封鎖+再生療法を行った症例です。症例の詳細については割愛させていただきますが、MTAセメントとはMineral Trioxide Aggregateの頭文字を取ったセメントで、生体親和性が高く、深い虫歯における神経の保護や今回のような穿孔の封鎖、また根尖(根っこの先)が大きく開いた歯の対する根管充填など幅広い症例に使用されています。この材料を根管治療に用いる場合、現行の制度では保険適応外になるので使用できるのは自由診療のみになりますが、日々の診療において欠かせない存在となっています。

今回の症例検討会では「MTAセメントの最適な臨床応用を考察する」とうのがテーマであったので、MTAセメントの効果を最大限に引き出すためのポイントについて他の先生方の意見もたくさん聞くことができました。症例検討会は現地参加+Zoomでのハイブリッド形式で開催されたのですが、発表後は現地からもWebからもたくさんの質問をいただき、有意義な議論ができたのではないかと思っております。(東京医科歯科大の先生たちの勢いに圧倒されましたが、大変楽しい1日でした!)

MTAセメントに限らず、歯科の世界においては日々新たな技術、材料、器具が登場しています。日々の勉強を継続することで新たな知識を収集することはもちろん大切ですが、それ以上に大切なのは、新たな技術、材料、器具の特徴を正確に把握し適切な使用法で臨床に応用することであると考えています。どんなにいい材料でも適応外使用をすると効果が発揮されない(場合によっては体にとって害になる)こともあるため、実際に使用する前には添付文書を熟読することや論文で調べることを日々意識しております。

運営の方々、ご参加いただいた先生方いこの場を借りて御礼申し上げます。